ハードディスクが故障しても、データが消えないようにする方法は、主に次の2種類があります。
- RAID対応のNASを使う方法
- NASのデータを別のハードディスク等へバックアップする方法
初心者の方は、この2つの方法の違いが、分りづらいようです。 そこで、このページでは、それぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。
RAID対応のNASを使う方法
RAIDとは、複数のハードディスクにデータを書き込んで、1台ハードディスクが故障しても、データは消えないようにする仕組みです。(※1) 下図を使って簡単に説明します。 パソコンからNASへ「1」、「2」、「3」、「4」のデータを書き込むとします。 RAID10で構成したNASの場合、2台のハードディスクに全く同じデータが書き込まれ、この2台のハードディスクを1セットとして、複数セットへ分散してデータが書き込まれます。 すると、「1」と「3」のデータが格納されているハードディスクが1台故障しても、もう1台に同じデータがあるため、データは消えることがありません。
※1 正確に言うと、RAIDの種類によっては、数本ハードディスクが故障してもデータは消えません。 上図のRAID10も、「1と3」のデータが保存されているハードディスクのどちらか1本と、「2と4」のデータが保存されてるハードディスクのどちらか1本の合計2本が故障しても、データは消えません。 逆に1本でも故障すると、すべてのデータが使えなくなるRAIDの種類(RAID0)もあります。
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